【実体験】男性看護師のメリットと役割を徹底解説|将来性・キャリアアップについても

看護師

近年、医療現場で男性看護師の重要性が増しています。日本の医療業界は長らく女性看護師が中心でしたが、近年では多様な視点やスキルを持つ男性看護師のニーズが高まっています。筆者自身も現場で働く中で、男性看護師としての役割を強く実感しています。この記事では、男性看護師として働くメリットや求められる役割、さらには筆者の実体験を交えて男性看護師の魅力について詳しく解説します。


日本における男性看護師の割合とその増加傾向

日本の看護師全体に占める男性看護師の割合は、長年にわたり少数派でしたが、近年はその数が徐々に増加しています。厚生労働省の「医療施設動態調査」によると、男性看護師の割合は2020年時点で約10%に達しています。この数字は年々増加しており、過去数十年間で男性看護師の数はほぼ倍増しています。筆者の勤める病棟は看護師20人強のうち6人が男性看護師の配置となっています。

男性看護師増加の背景

男性看護師が増加している理由にはいくつかの要因が挙げられます。まず、看護の仕事に対する社会的な認知が高まり、看護師という職業が女性のみならず男性にもオープンになってきたことが挙げられます。また、看護師の待遇やキャリアパスの幅も広がり、医療現場での安定した職業としての魅力が高まっています。さらに、体力を活かして働ける場面が多いことや、リーダーシップを発揮しやすい環境が増えていることも、男性看護師の増加に寄与しています。


【実体験】実際に感じた男性看護師として働くメリット

男性看護師には、特有のメリットがあります。ここでは、私が現場で実感している体力面やキャリア面など、男性看護師ならではの利点を紹介します。

体力を活かしたサポートが可能

臨床では、患者さんのケアや体位変換、移乗など、体力が求められる業務が多くあります。筆者自身も、手術後の患者さんの介助や、ねたきりの方など介護度の高い患者さんのケアは積極的に参加し、体力を活かしてサポートすることができていると実感しております。女性看護師の同僚から「本当に助かる」と感謝されることもあり役に立ててうれしく思います。特に体重の重い患者さんの移乗では、筆者が手を貸すことで女性スタッフの負担が軽減されるため、支え合いながら働けることにやりがいを感じます。

求人の幅が広がる

男性看護師の需要が増えている現状では、職場の選択肢も広がっています。特に救急救命病棟や精神科病棟、介護施設、リハビリテーション病棟など、体力や精神力が求められる分野での求人が多く、男性看護師の存在が重宝されています

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【実体験】男性看護師に求められる役割

男性看護師には、特有の強みを活かした役割が求められることが多く、職場での期待も大きいです。以下に、筆者が実際に現場で感じた役割や求められる要素について詳しくお伝えします。

清潔感のある身だしなみ

看護師にとって清潔感は基本中の基本であり、男性看護師にも特に求められる重要な要素です。清潔感のある身だしなみは、患者さんや家族の信頼を得るために不可欠です。筆者自身も、身だしなみには気を配っています。


筆者の経験上、男性看護師は他の職種と比べて、清潔感があるスタッフが多い印象です。美容室に通ったり、眉毛や脱毛サロンにも通っているスタッフも多くいます。患者さんだけでなく女性スタッフからの印象も男性看護師として重要で、「清潔感がある」「安心して任せられる」と感じてもらえることは、信頼関係の基盤になります。

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高いコミュニケーション能力

看護師は医師や他の看護スタッフとだけでなく、患者さんやその家族とも深い関わりを持ちます。男性看護師には、特に柔軟で高いコミュニケーション能力が求められると感じています。

緊急対応でのリーダーシップ

緊急事態や急変時には、瞬時の判断力と迅速な行動が求められます。男性看護師は体力と冷静さを活かし、緊急時に駆けつけてチーム全体のリーダーシップを発揮することが多くあります。


コードブルーなど緊急対応の場面では男性看護師が活躍する場面のひとつです。筆者もCPAの場面など、積極的に駆けつけるようにしています。「メンズたちが駆けつけてくれて本当に助かった」と感謝されることもあり、チーム全体の力になることができたと実感しています。

夜勤や精神科・介護施設での力強いサポート

一般病棟でも高齢の患者さんは多く、夜勤帯は認知症患者さんがせん妄を起こし、興奮したり混乱したりする状況が多くあります。精神科や介護施設も精神症状を起こす患者さんや認知症のある患者さんが多くこうした場面で、男性看護師の存在は非常に重要です。

男性看護師のほうが、せん妄や精神症状などで暴力をしてしまう患者さんに対して冷静に対応できるため、「今日は男性看護師がいるからなにかあっても安心だね」と頼られることもあります。

将来性も○キャリアアップが目指しやすい

男性看護師は少数派であるため、管理職や専門職へとキャリアアップしやすい環境が整っている職場も少なくありません。筆者の周りの男性看護師も認定看護師や主任などの役職を任されるケースが多くありました。筆者も先輩方の姿を見習い、少しでも近づけるよう頑張っています。また、男性看護師だからこそリーダーシップや冷静な対応が期待される場面が多いと感じるため、キャリアアップの道が開けているこの環境に感謝しています。

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まとめ

男性看護師には、体力を活かしたサポートや緊急時のリーダーシップのほか、清潔感を保つための身だしなみに気を使う姿勢も重要です。外見からも清潔感を意識し、医療従事者としてのプロ意識を示しています。また、キャリアアップの点でも、主任や認定看護師といったポジションで活躍する男性看護師が増えており、今後も医療現場での重要な役割を果たしていくことでしょう。

筆者自身も、こうした多様な役割を通して患者さんや同僚の信頼に応え、医療現場での成長を目指していきたいと考えています。

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