看護師に心電図検定の受験をおすすめできる理由 3級を受験した感想

看護師

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私は急性期病棟の内科病棟に勤める4年目看護師です。2024年12月に行われた第10回 心電図検定試験を受験し無事合格することができました。そこで、第11回以降の心電図検定の受験を迷っている方の役に立てるよう心電図検定の概要やメリット、試験内容、勉強法を実際に心電図検定を受けてみた体験をもとに詳しく解説します。


1. 心電図検定とは?どんな資格?

心電図検定の概要と目的

心電図検定は、日本不整脈心電学会が主催する試験で、心電図の理解度を客観的に評価する資格です。看護師だけでなく、医師・臨床検査技師・リハビリ職や学生など幅広い医療従事者にとって非常に有益な検定です。

受験資格と試験のレベル(4級・3級・2級・1級)


  • 4級:基礎的な心電図の知識を問われる。心電図に興味を持ち始めた学生など初心者向け
    3級:基礎〜中等度の心電図の知識を問われる。臨床でよく出会う12誘導心電図の判読に関する問題が出題。
  • 2級:虚血性変化や電解質異常、疾患による心電図所見の判読やペースメーカーの心電図の判読など中等度〜高度な心電図の知識が問われる
  • 1級:専門医レベルの高度な心電図読影スキルが求められる。

この記事をご覧の皆様はおそらく、心電図検定を受けたことのないかたが多いと思います。まずは、一通り12誘導心電図が読める知識が必要となる3級レベルを目指して勉強を始めてみるのがおすすめです。


2. 看護師が心電図検定を取得するメリット

循環器以外でも!不整脈や異常波形の早期発見につながる

心電図といえば循環器のイメージがあると思います。しかし、患者様の高齢化による心疾患の既往のある患者様や心機能が低下した患者様を担当し心電図を見る機会はたくさんあるため循環器勤務に限らずのすべての看護師にも必要な知識だと思います。
心電図の波形を正しく読めると、モニター心電図での不整脈発見の際に12誘導心電図をとるべきか、危ない不整脈か経過観察できる不整脈かなどの判断力が身につき、安心して患者様の対応にあたることができるようになります。病棟でもよく、急な頻脈や徐脈、リズムの異常、波形の変化などに出会うことがあります。心電図の波形のメカニズムや病態についての知識があれば患者様の状態の評価ができ致死的な不整脈を予防することにも繋がります。

急変対応に自信がつく!医師との連携がスムーズに

心電図の知識があると、医師の指示や治療薬についての理解力も向上し、迅速な対応ができるようになります。心電図への意識が高まれば、循環に影響を及ぼす薬剤投与時の副作用の出現を早期に発見することもできます。

キャリアアップ&転職に有利!専門性をアピールできる

心電図に関するスキルを持つことで、救急・循環器内科・ICUなど、専門性の高い分野への転職が有利になります。病院によっては、専門資格を取得すると資格手当がつく場合もあります。

バッチがもらえる

心電図検定に合格すると合格証とバッチをもらうことができます。筆者はこのバッチがほしいが故に受験したといっても過言ではないくらいうれしい特典でした。筆者にとってバッチがもらえることでちょっぴり自身を持つことができ日々の仕事のモチベーションになると感じています。
また、第10回受験時には受験票と一緒に記念クリアファイルをもらうことができました。


3. 看護師が心電図検定に合格するための勉強法

基本の解剖生理をしっかり理解する

心電図の波形を正しく読むには、心臓の解剖生理や電気伝導系の仕組みを理解することが重要です。基礎があれば、複雑な不整脈もしっかり理論的に正しい理解することができます

とにかくたくさん心電図を読む

まずは頻脈、徐脈、リズム異常の鑑別、電解質異常、PQRSTのそれぞれの正常の数値と異常の数値、特徴的な波形を知識として覚えることは必ず必要です。しかし、知識ではわかっていてもいざ判読するときに知識を使えないと意味がありません。心電図検定は1問1,2分以内の短時間で問題を解く必要があるので数をこなして答えがすぐに導けるまで練習しましょう。YouTubeにも色々な動画があり無料で視聴することができるので検索してみてください。

YouTubeの「心電図マイスターチャンネル」を繰り返し視聴する

心電図を学ぶ上で、視覚的に理解することが重要です。知識のインプットの点では「心電図マイスターチャンネル」がイチオシです。動画なので移動中などの隙間時間を活用しみることもできるのでおすすめです。筆者も心電図の知識が0の状態から「10日で心電図がよめるシリーズ」の動画を何周か視聴し隙間時間に視聴すると一通り12誘導心電図の読み方がわかるようになりました。皆様もこの動画を視聴したら12誘導心電図の難しさを感じる反面、心電図がこれほど奥深くて、多くの情報が読み取れることに衝撃を受けると思います。

問題集やアプリを活用してアウトプットする

知識をインプットするだけでなく、実際に問題を解くことで実践力をつけましょう。「みんなde心電図」というアプリをおすすめします。問題数が1100問以上あり、ジャンルや難易度ごとに選択できるため自分の苦手な分野に絞って問題を解くこともできます。また1問ずつ解けるためちょっとしたスキマ時間に問題を解くことができます。「心電図マイスターチャンネル」でインプットした知識を定着させるためのにもおすすめできます。

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‎心電図学習アプリの決定版!8分野、全1100問以上を収録! とにかく心電図の問題をたくさん解きたい!という要望にお応えします。心電図検定の出題形式に準じた問題を1100問以上収録し、今後もバージョンアップで追加予定です。クイズはクイックモ...

おすすめ書籍

正直スマホさえあれば心電図検定3級レベルの合格することは可能だと思いますが、多くの問題に触れるという点においても書籍もあったほうがいいと思います。
この問題集は日本不整脈心電図学会の公式が出版している本なので、間違いなく必要な用語や問題を学ぶことができるのでなにか本の購入を迷ったらこれをおすすめします。



4. 心電図検定の受験方法と申し込み手順

第11回 2025年度 申し込みの流れ

  • 日本不整脈心電学会の公式サイトから申し込み可能。
  • 受験費用と会場は級によって異なる。
  • ※現時点では未発表です
    第11回 2025年心電図検定試験を下記のURLで案内予定です、確認していきましょう。
実施要項・お申込み – 日本不整脈心電学会

受験日程と試験会場

  • 試験は年に1回実施。
  • 全国の指定会場で受験可能。試験会場は選択可能なため筆者は北海道から旅行のついで福岡の試験会場を選択しました。おいしいごはんを食べたり観光を楽しむことができて楽しい旅行でした(笑)
    定員に達したら締め切られる可能性があるため募集開始されたら早めに申し込みましょう。

受験時の注意点

  • ・遅刻しないよう会場の場所の確認や公共交通機関の確認をし余裕をもって会場入りできるようにしましょう
    ・受験票(証明写真)、時計、えんぴつ、ディバイダー、衣服の調整など持ち物に注意しましょう
  • ・受験時間は思ったよりも短いので、時間を意識して見直す時間を確保しましょう

5. 心電図検定を取得した看護師の体験談・口コミ

現場で役立ったこと

医師の指示や患者の治療内容を理解しやすくなり、不整脈がみられた際には自信を持って報告できるようになりました。

大変だったこと

定義の数字を覚えるのが大変だった。しかし、もともと心電図は苦手意識があったが、スキマ時間を活用して『心電図マイスターチャンネル』の動画を繰り返し視聴することで簡単に学ぶことができた。

受験者のリアルな感想

見直しの時間が十分にとれなかったので、もっとペースよく解ければよかった
受験地が各地にあるので旅行のついでに試験を計画するのもアリだった

6. まとめ|看護師なら心電図検定に挑戦しよう!

資格取得でスキルアップ&キャリアアップ

心電図検定を取得すると、臨床現場でのスキルが向上し、キャリアアップにもつながります
循環器疾患の患者様の理解やアセスメント能力のアップに繋がります

まずは3級からのチャレンジがおすすめ

看護師で心電図初心者の方は、まず3級から受験し、基礎を固めるのがおすすめです。
循環器勤務やこれまでも心電図について基礎がある場合は2級から挑戦するのもいいと思います。心電図検定に挑戦し、より専門性の高い看護師を目指しましょう!


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