看護師国家試験の合格を目指す皆さん、勉強の進捗は順調でしょうか?
試験日が近づいて「何を使って勉強すればいいのかわからない」「効率よく学べる方法が知りたい」と焦ったり、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、看護師国家試験の勉強に欠かせない おすすめの参考書3冊 と、 効率よく勉強を進めるコツ をご紹介します! これらを活用すれば、試験勉強がもっとスムーズに進むはずです
筆者の実際の合格証書です。3か月頑張れば必修満点、一般・状況設定85%以上の点数をとることができました。
看護師国家試験を確実に合格する勉強法
国家試験に合格するためには、単に勉強量を増やすだけでなく、 効率的な勉強法 を実践することが大切です。以下に、看護学生向けの勉強方法のコツをまとめました。
1. まとめノートはつくるな
看護学校やSNS上の看護学生でよく見かけるのが、必死に知識を付箋やノートに暗記項目をまとめる方法です。はっきりいうと時間の無駄です。試験まで半年から一年期間があるならそのようなことをする余裕はあるかもしれません。しかし、効率を重視するとその方法は絶対におすすめできません。
多くの学生は、キレイにまとめたことに満足してしまいます。確かに、まとめた範囲はインプットしやすくなるかもしれませんが、看護師国家試験の範囲をすべてその方法で網羅するのはほぼ不可能です。
筆者が最も主張したいことはとにかく問題に慣れることです。覚えることに必死になってどんなに知識を詰め込んでも実際に問題に正解するためにはその労力は不要な場合がほとんどです。とはいえ、もちろん最初はなにもわかりません。わからないと自分の知識不足によってモチベーションが下がってしまことがあります。そこで屈せずに、基礎知識がなくてもとにかく問題に触れます。なんども問題を解いて、解説を読みます。そして、また同じ問題を解くことでいつの間にかその問題の周辺の知識も補うことができます。同じ形式の問題が繰り返し出題される傾向があるため、まずは問題に慣れることが重要です。最低でも 同じ問題を3回繰り返す ことを目指しましょう。解くたびに間違いの原因を分析し、次に繋げることが大切です。
ちなみに筆者は、3か月の勉強期間で合格したからといい、勉強時間が少なかったわけではありません。3か月毎日基本的には余暇時間は国家試験対策の時間にあててました。
2. 模試の活用方法 苦手分野をなくす
模試は自分の現状の位置を確認できたあり、自分の苦手分野を明確にできるものです。模試の点数に一喜一憂するのではなく、間違えた問題を正解するためになんの知識が不足していたのか、「解剖生理が苦手」「必修問題でのミスが多い」など、具体的な課題を洗い出します。
国家試験の勉強でよく見かけるのは、無意識に自分の好き・得意な分野に時間をかけすぎているといったことです。どんだけ特定の分野を深めても取れる点数はさほど上がりません。苦手な分野は、時間をかけて徹底的に復習することで点数アップに繋がります。その点、模試は国家試験の出題範囲を網羅的に出題されるため自分の苦手分野を知るのに有用です。
実際、筆者は「精神」の分野の知識があり得意分野だと思っていました。自負の通りに必修や一般問題の正解率は高かったです。しかし、状況設定問題で全然点数が取れていませんでした。それから、「精神」の状況設定問題をたくさん解き対策し、苦手分野を克服することができました。
3. スケジュールを立てる
計画的な勉強が合格の鍵です。直前期に焦らないよう、早めに全範囲を一通り学習し、試験1ヶ月前には復習に専念できるようなスケジュールを立てましょう。看護師国家試験の出題範囲はとても広いためひとつの範囲に時間をかけすぎて、手の付けていない範囲がないよう注意しましょう。
人は時間が経てば記憶がどんどん忘れていってしまいます。しっかりインプットしたつもりでも、1か月後にはほとんど忘れています。そのため、しっかりインプットすることよりも、全体的に目を通してスピード感をもって進めていくことを意識しましょう。あまり覚えられてないと心配になる必要はありません。次、同じ文章を読んだときには自然とある程度理解できるようになっています。そして、実際の国家試験は4択です。完全に記憶していなくてもヒントはあります。インプットが完璧でなくても少しでもその範囲の対策ができていればほとんどの問題は正解にたどり着くことができます。
4. 必修問題を落とさない!後悔しないために…
改めてですが、一般・状況設定問題を満点とったっとしても、必修問題8割以上の正解できなければ不合格 です。そのため、優先順位は最上位となってきます。
筆者の体感ですが、不合格の方のほとんどは必修問題であと1問正解が足りなかったというケースです。そうならないためにも必修の対策を怠らないようにしましょう。
さきほど、完璧なインプットは不要と話しましたが、必修は話が変わってきます。筆者はすべての必修問題の範囲を読み込み、他の人に教えられるほど完璧に覚えました。確かに8割取れれば合格はできますが、筆者は安心感のためにも必修に最も力をいれることをおすすめします。実際にその結果満点とることができました。
おすすめ参考書3選
1. 『レビューブック 看護学生 2024』
試験範囲を網羅する定番の1冊!
受験生の皆さんなら既に持っているかもしれませんが、持っていないなら購入をおすすめします
特徴:
- 国家試験の出題範囲を完全網羅し、要点がコンパクトにまとめられています。
- 図や表が多く、ビジュアルで覚えやすい構成になっています。
- 最新の試験傾向に対応しており、安心して学習できます。
レビューブックの使い方:
- 問題を解いて足りない知識の確認
苦手分野の周辺知識の確認
2. 『クエスチョン・バンク 看護師国家試験問題集』シリーズ
過去問徹底分析で合格率アップ!
特徴:
- 過去10年分の良問+過去6年分全問題+最新国試問題全問題を掲載
- 過去の必修問題全問(第93~113回)に加え、知識を補う予想問題を収録
- 問題の出題意図や、間違いやすいポイントが解説されているので理解が深まります。
- 出題率や正解率の高い問題が一目でわかります。
使い方:
- 問題演習をしながら出題傾向を掴み、解説を読んで復習する。
- 『レビューブック』目次構成が同じで、一緒に使うと便利です。
リンク:
3. 『看護師国試2025 必修問題完全予想550問』
必修問題の得点アップを目指すならコレ!
特徴:
- 必修問題対策に特化した参考書で、基礎力をしっかり固めることができます。
- ミスしやすいポイントや覚え方のコツがまとめられてつかいやすい。
- 試験直前の確認や短時間学習にも最適です。
こんな人におすすめ:
- 必修問題が苦手な人
- 短期間で得点力を上げたい人
リンク:
『看護師国試2025 必修問題完全予想550問』はこちら
まとめ
今回ご紹介した 勉強のコツ と おすすめ参考書 を参考にして、合格に向けた学習を効率よく進めていきましょう!
あなたの努力が国家試験合格という成果に繋がるよう、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください!